マー君の不思議な「ベロ」

マー君は、ユリ組の年中さんです。いつもママに
”どうして〃”どうして””なんで””なんで”

ある日不思議な発見をしました。
ベロの先が、硬くて石のようなものが、
口の中にはいってくるとつぎのように言いました。

「マー君、マー君、今硬い石が口の中にはいってきたようー。
飲んではいけないようー。すぐに出した方がいいよー。」
とマー君に教えます。

”アレッ”とてもおいしいマー君のベロは、アマーイ、アマーイ、
ケーキの味を教えてくれます。

「ウアーウアー、うれしいなーうれしいなー。」
マー君はうれしくて踊りたくなりました。

そして、ケーキをまたまた食べたくなります。
「マー君、甘いケーキばかり食べてると、ムシ歯菌がマー君の
歯をみんなぼろぼろにしてしまうよ。大きな穴があいて痛くなってしまうよ。」

マー君の不思議な「ベロ」

マー君の頭の中で、正義のみかたハブラシマンが言いました。
”そうだ”歯が痛くなっては、大変、大変。

シャカシャカ、シュッシュッ、シャカシャカ、シュッシュッ、

マー君は、鏡をみて歯をみがきます。
マー君のベロは、何んでも教えてくれます。それは、からい
おせんべい、すっぱい梅干、にがいお薬、そして甘いケーキ、
おまんじゅうなど。でも朝からアメ、チョコ、ケーキばかり食
べないでゴハンにお魚、お野菜、納豆も食べようね。
ジュースのかわりに牛乳にすると強いからだになるんだよ。

さてよい子のお友達、次のことをぜひ守りましょうね。

食べたらハミガキしましょう。

おやつは、時間をきめて食べましょう。

寝る前は、おかしを食べないようにしましょう。

文・あびる のぶこ/絵・てらだ のぼる