[かむカム1号/1991年1月]より 歯のまめ知識かむカム歯のQ&A

Q : 歯ブラシを嫌がる子供達が大勢いるのではないでしょうか?

A:このような子供達のお母様方に聞いてみますと、「自分の歯が悪かったため、この子にはむし歯をつくりたくないので歯みがきを嫌がってもしています」と答えてくれます。そして「おさえるのが大変なんです」と話します。そこで、まず子供が歯みがきを嫌がる原因を考えてみましょう。

「子供が歯みがきを嫌がるわけ」

1. 歯ブラシを持って構えていませんか

歯ミガキを今からするというので、歯ブラシを持って構えていませんか。それでは子供は嫌がります。歯みがきはやさしくだっこし、水をつけながら2〜3回シャカシャカと遊びながらやってあげて下さい。「シャカシャカシャカ」とても喜びます。

2. 歯みがきに力を入れていませんか。

お母さんの歯みがきは、力が入っていませんか。こんな経験ありませんか。子供の歯をみがいていたら、歯肉から血が出てしまったというような。これは、お母さんの歯みがきに力が人っていて、歯肉に傷がついて血が出たと思われます。汚れを落とすには力を入れないで、歯ブラシの毛先を歯一面に直角にあててやさしく振動するようにこすります。歯の汚れを効果的に落とすには、歯ブラシの毛先を汚れの所に当てて、力を入れないで歯ブラシの毛の弾力で落とします。

3. 歯をみがいて、痛さを感じるところもあります。

上唇小帯が肥厚している場合、この部分に歯ブラシを引っかけてしまいます。そこで上の前歯をみがく時は、この部分にお母さんの人差指をあててみがくとよいのです。この時お母さんは子供の後側に位置し、子供の頭をささえて行うとよいでしよう。その他、寝かせみがきと言ってお母さんのひざの上に子供の頭をのせてみがきます。頭が動かず子供の口の中が見えることと逆に、子供がお母さんの顔が見えることで安心します。

4. 歯ブラシを口の奥に突っこみ過ぎませんか。

歯ブラシを突っこみ過ぎて”ゲー”と子供がしたことがありませんか。お母さんはきれいに歯をみがこうという気持ちが先に立って、歯ブラシを奥歯の奥、のどに近い所まで突っこんでしまい、子供は目を白黒、嘔吐しそうになります。これらが子供が歯みがきを嫌いになる原因です。

「こうすれば楽しい歯みがきができる」

最後に子供の歯みがきポイントは”無理に押さえつけない”です。

  1. 赤ちゃんの歯肉を傷つけないためにも、歯ブラシは最初軟かめの毛のブラシを使いましょう。
    (メーカーによって多少硬さが違います)
  2. 歯みがきは時間をかけずに短時間できれいにみがけるように心がけて下さい。
  3. みがく順番をきめておくとよいでしょう。子供の嫌がる奥歯を先に、それから前歯を最後にみがきましょう。

子供のむし歯予防に歯みがきも大切ですが、「甘味嗜好」(甘いお菓子)を大好きにしないことも大切です。
また、おやつを一日中だらだら食べないことがむしば予防につながると共に、健康のためにも考えたいものです。