お歯黒道具(上流武家・商人)


 漆塗りの耳だらいの上に真鍮の「渡しがね」を置
き、その上に「かね椀」と「かね沸かし」が乗せてあ
る。上流武家や金持ちの商人の奥方は、家紋がつ
いた金蒔絵の立派なお歯黒道具を使っていた。

 


  


お歯黒道具(庶民)


 庶民のおかみさんは、ブリキ製の「かね沸
かし」や「かね椀」「ふし箱」など粗末なお歯
黒道具を使っていた。
 越前(現在の福井地方)で使われていた
お歯黒道具。
陶製の「かね沸かし」(写真左)の柄を持ち、
いろりの火で温めて、円筒のふし箱(写真
右)のふし粉を房楊枝や筆でつけた。うがい
には、あり合わせのそばちょこやおちょこな
どを使っていた。

                                                 

                                  
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