乳幼児歯科検診(1歳6ヶ月検診 3歳児検診)の結果を受けての対応について

執筆者
神奈川県歯科医師会会員・横浜市歯科医師会会員 伊東 聡

こちらの内容は、
FMヨコハマ「Lovely Day」、「ラブリー♡オーラルケア~歯っとする話~」
2024年5月15日(水)10:00-10:15に放送された内容を記事としてまとめたものとなります。
皆様のご参考になれば幸いです。

  

Q.先週までは、「学校の歯科健診」のお話でしたよね。

A. やはり大切なことは、健診結果を放置しないこと「早めの対応」です。

 

Q.今週のテーマは何になりますか?

A. 今週は、『乳幼児の歯科検診』についてです。

 

Q.乳幼児期にきちんと歯のケアをしていたかそうでないかよって、大きくなった時に違いが出てきそうですね

A. おっしゃるとおりですね!ここでもキーワードは「早めの対応」ということになります。
 将来、虫歯になりやすいかどうかは4歳までのお口の環境で決まってきてしまうというデータもあるくらいです。

 

Q.では『乳幼児の歯科検診』のこと詳しく教えてください。

A. 乳幼児歯科健診は母子保健法という法令に基づいて施行され、

 ①満1歳6ヶ月を超え、満2歳に達しない「幼児」
 ②満3歳を超え、満4歳に達しない「幼児」
 が対象になります。

 1歳6ヶ月検診と3歳児検診といわれ地域の保健所が管轄する検診です。全身の検診のひとつとして歯科検診も行われます。

 

Q.『乳幼児の歯科健診』みんな何歳ぐらいに受けるか決まっているんですよね?

A. そうなんです。1歳6ヶ月は歯の本数が増え、食べることに興味を示す時期です。

生えたばかりの歯は柔らかく虫歯になりやすいために、保護者によるお口のケア、食生活の管理が非常に重要になってきますので、この時期にお子様へのケアの方法が間違っていないか確認することはとても重要になってきます。

 

Q.今のお話が「1歳6か月健診」ですね。次の「3歳児健診」は?

A. 3歳から3歳半の時期は一般的に全ての乳歯が生えそろい、生活の行動範囲が広がり、食習慣が多様化し、虫歯のリスクが高まる時期でもあります。保護者による仕上げ磨き、食生活のあり方などを見つめ直すには最適な時期となります。また指しゃぶりや唇、爪を噛むなどの癖により、歯並びの崩れがみつかる時期でもあります。

 

Q.乳幼児期の健診をする中で、子どもに多いお口のトラブルというと?

A. 非常に多いのが、「お子様が歯磨きをさせてくれない」というお母様の悩みですね。このあたりの解決策も個別に歯科医師や衛生師からアドバイスできるのも3歳児歯科検診のいいところだと思います。

 

Q.お子さんの「歯の健康」を保つために、保護者の方が知っておいた方が良いことやケアすべきことを教えてください。

A. 先程の話の続きにはなるのですが、歯磨きが初めから上手なお子様はほとんどいません。

意外と大丈夫と思っている食べ物や飲み物が、歯にとっては悪い物だったり、食べる回数や頻度が多いとむし歯になりやすいなど歯の健康を害する要因はたくさんあります。それに気がつくことができるのもこの乳幼児歯科健診のメリットだと思います。

近隣の歯科医師会の先生が検診をされている場合が多いと思うので、お子様の歯医者さんデビューのきっかけにしてみてもいいかと思います。むし歯になる前から歯医者さんに通って、歯みがきしたりフッ素塗ったりしながら「歯医者さんは怖く無いところ」だと知ってもらえると、お子さんに万が一むし歯ができてしまったとしてもストレスなく治療を頑張れることが多いです。

 

「ラブリー♡オーラルケア~歯っとする話~」
「乳幼児の歯科健診」についてのお話

 

 

執筆者情報
伊東 聡
神奈川県歯科医師会会員・横浜市歯科医師会会員
いとう歯科クリニック

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