歯のかみしめおよび歯列接触癖(TCH)について


日常生活の中で、上下の歯をかみしめていませんか?歯のかみしめやくいしばりは、歯と顎の関節や筋肉に大きな負担をかけます。 またグッと強い力でなく上下の歯が接触する程度の弱い力でも、接触時間が長時間になれば大きな負担になります。
平常の安静時には上下の歯列間に1~3㎜の隙間があり、 上下の歯が接触するのは、物をかむ時と飲み込む時だけです。その時以外に上下の歯を接触させる癖を歯列接触癖(Tooth Contact Habit 以下TCHとする)といいます。

TCHがあると顎関節症や歯及び歯周組織の病気(知覚過敏、歯の破折、歯周病など)につながる可能性があります。TCHは年を取ると自覚症状が出てくる事が多く、若いうちからTCHがあるかどうか気づくことが重要です。
TCHはパソコンやスマホの使用時、テレビを観ている時などのように何かに集中している時に起こりやすく、他にストレスや緊張なども原因であると考えられています。 クセとして無意識にやってしまう事なので、自分で自覚することは難しいと思われます。

TCHを止める最も効果的な方法は、唇を閉じて歯を離す事を意識することです。唇を閉じて、上下の歯を離し、顔の筋肉の力を抜くことを意識的に努力して、1日に何度も練習して下さい。 また付箋に「上下の歯を合わせない」などと書いてパソコンやテレビの隅に目印として貼っておき、それを見たら上下の歯を離すよう思い出すようにするのも効果的です。
このような症状があり心配な方は是非歯科医院にて相談されるとよろしいかと思います。

神奈川県歯科医師会・川崎市歯科医師会会員 山城光明

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