• ホーム   >   
  • 最新歯科医療情報   >   
  • オーラルフレイル①
    ~フレイル・オーラルフレイルを予防し健康長寿を目指しましょう~

オーラルフレイル①
~フレイル・オーラルフレイルを予防し健康長寿を目指しましょう~

いつもでも健康で自分らしく輝いた日々を送るために


図1

県民の皆さん、「フレイル」という言葉をご存知ですか?

いつもでも健康で自分らしく輝いた日々を送るためには、
・栄養(食・口腔機能)
・身体活動(運動、社会活動など)
・社会参加(就労、余暇活動、ボランティアなど)
という3つの要素を維持・向上させることが大切です(図1)

「フレイル」とは、年齢を重ねると徐々に体力や気力が低下し、外出する機会が減ったり、十分な栄養がとれないために病気になりやすくなったり、ひいては介護が必要になったりすることが懸念されます。
このように心身のはたらきが弱くなり、虚弱になった状態を
「フレイル」と呼びます。

「フレイル」になって病気や要介護状態になるのを防ぐためには、お口の機能が衰える「オーラルフレイル」の予防に努めることがきわめて大切です。
ここでは、「フレイル」、「オーラルフレイル」について解説するとともに、実際に身体の衰えとの関係を研究した結果や簡単なチェック方法などをご紹介しましょう。

フレイルになってしまうと…

フレイルになると要介護状態となるリスクが高まるだけでなく、健康で自分らしい生活を送れる割合が低くなるといわれています(図2)
また、フレイルは多面的な特徴をもっており、心身の衰えだけでなく、閉じこもりや孤食(1人で食事をすること)など、社会性の低下にも影響すると考えられています。


図2

フレイル・ドミノ

フレイルの最初の入口は、社会性の低下、つまり社会とのつながりを失うことだと指摘されています。
社会性の低下に栄養状態や身体活動の低下が加わると、負の連鎖によりあたかもドミノ倒しのようにフレイル、要介護状態へと進むおそれがあります。このような流れを、「フレイル・ドミノ」といいます(図3)
フレイル・ドミノを食い止めるためには、ご自身の心身の変化により早く気づき、日常生活を見直すとともに衰えた機能の回復に向けた運動や訓練を継続的に行う必要があります。
こうして対策に努めることにより、もとの健康を取り戻して維持することができ、いつまでも健康で自分らしく輝いた暮らしを送ることが期待できます。


図3

次回:オーラルフレイル②~オーラル・フレイルは低栄養、要介護状態のサイン~

神奈川県歯科医師会 理事 佐藤哲郎

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする